こだわりの外構例

梅雨の最中にお引渡しのこのお庭…実は第1期工事と第2期工事に分かれており、お子様の中学校入学に合わせて先行工事した5月お引渡しの第1期工事と、お庭中心の工事をした第2期工事とがあります。（今回は第2期工事のご紹介です。）
 
敷地が広めのこのお庭は、建物南側の平板アプローチを通り抜けたところに開放的なスペースが広がっております。バスケットボールが好きなお子様が毎日練習をするという事で、プレイスペースを中心に和室から屋外への動線としてデッキを設け、既存のテラスを移設し実用的なスペースも造る事ができました。高低差を考慮してデッキには昇降しやすくステップを設け、又段差が大きい箇所には転落防止の手すりも設け、より快適に安全に使い続けられる設計となっております。造り過ぎず凝り過ぎず…大半は将来を考慮し、軽い感じのものでしっかりと造り込みます。
 
既存の砂利敷きの下には防草シートが敷いてあったものの、長年のお子様たちの激しい運動に耐え切れず防草シートが露出していました。そこで今回は下地から造り直し、砂利敷きの厚さを多少厚めに敷きなおしました。芝との見切りはピンコロで間仕切りをし、芝が他のスペースへ伸びていくのも防ぎました。既存の倉庫は元々の位置で使用できるように生活動線を設計しておりましたので、大人数でも使い勝手の良い庭になりました。又、テラス下には使い勝手と防犯性を考慮した防犯センサー付きライトを設置してありますので、忍び寄る悪からこの家をしっかりと守ります。
 
平板アプローチには車庫下に使用した平板と同じ平板で奥行き感を演出し、車の往来を考慮してサイドはコンクリート打ち放し仕上げとしましたが、それほど違和感がなく溶け込んでくれたような気がします。アプローチ入口付近には「ご家族の手形を入れたい」とのお話を頂き急遽コンクリートへの手形スタンプとなりましたが、これは記念になりますね！その手形スタンプの横には既存の立水栓がありましたが、お子様の靴や泥を落とす為とかわいいワンコを行水させる為シャワー式立水栓へと変更しました。これが又使い勝手の良い一品となっており、お客様にもご満足を頂けました。
 
最後に…家が完成してからというものこちらのお客様は臨時のポスト（地べた置き）を使っておられましたので、この際にという事でオシャレなポストを取り付けさせて頂きました。これでお客様をお迎えする家の顔がようやく引き締まりました。全体的に洋風で造り過ぎないお庭となりましたが、お客様のセンスが光るアイディアばかりでこちらもタジタジでした。工事中はお車の移動等にもご協力を頂きまして本当にありがとうございました。休憩の時には職人へのご配慮も大変ありがたく思います。ご家族にとってより良い屋外住環境になる事を願っております。ありがとうございました。