このお庭や新築家屋ができるまでには些細な事がきっかけで様々な人達が偶然に絡み合い、「世の中って本当に狭いんだ」と思わせてくれるストーリーがありました。まず、弊社主催のバーベキュー交流会で弊社スタッフが新和建設の川崎さんと知り合ったのですが、その後そのスタッフがお施主様と共にふと新和建設の構造見学会へ行ったところ偶然にもそこに川崎さんが居たそうです。そして、私、川崎さん、弊社スタッフ、お施主様という4者の関係が築き上げられ、家屋の建築は新和建設が、外構は弊社がめでたく受注するに至りました。
プランについてはお施主様のご希望で、その「夢」を「形」にできる図面を何度も作成し、修正を重ねて造り込みました。樹木は一切いらないとのご要望もあり、立派な木造在来で造り上げられる家屋とどうやって調和させ、四季の移ろいを感じさせる居心地の良い庭をご提案できるだろうかと懸命に考えました。又、立地条件が坂道に面した団地の一角であり団地特有の高低差にも悩まされましたが、お車2台分のスペースとゆとりのある階段、さらにはそこから延びるアプローチへの動線計画についてもゆったりと流れのある計画ができました。